Made In Japan
現在 所有するエレキギター達がどれも日本製だと言う事に気が付いたのだ。
特に意識して選んだ訳ではないですが、信頼性と言う意味で組み立て精度を気にしている部分は多少なりともあります、、、、
それよりも安価でも一通り欲しいボディシェイプやP.U配列、ブリッジ形状などなど?サウンドバリエーションを意識してメーカー問わず購入した事は間違いないです。
ただ組み込み精度はサウンドにも影響するので必ずしも丁寧に作られた物が“好みのサウンド”を生み出すとは限りません。
むしろアメリカンクオリティだからこそ、、、良さを生んでる部分は必ずあると思います。すると当方は本場のサウンドが苦手であるのか?となりますが、それとは話は別で、単純に安価なモデルやエントリーモデルなどしか金銭的に買えないだけであります(汗
特にボディシェイプやカラーなど見た目だけでも憧れのギタリストと同じがいいと思う部分があるのでメーカーやグレードと言った部分には特に気にする事もなく、とにかく所有して満足できるエレキギターが最優先で購入します。
そこに何故か日本製が絡んで来るのですが、やはり製品として見る部分は必ずあるので単純にどうせ購入するならと自然と選んでたいたのかも知れません、はぃ。
そんな中には全く誰かに影響されず選ばれたエレキギターもあります。結局は“何を求めるか”で決まるのでメーカーとしての評価は置いといて“その物を見る”事で好みのエレキギターを手にする事もあります。もちろん価格は安い方向と言うのは変わりありませんが(汗
そんなエレキギターもやはり日本製。何処かで何かを期待しているのかも知れませんね?!個人的には良質かは置いておいてマテリアルが一緒だったりサウンド思考がオリジナルと同じ方向へであれば気にしない性格でもあります。
やはり雰囲気だけでも、それでいて格好良いデザイン&カラーリングと思える個体がギター選びで真っ先に頭に浮かびます。まるで初めて楽器選びをする感覚が今日まで続いている感じです。そんな感じでですね、何故か日本製ばかりが揃った当方のエレキギター達ですが、ナンちゃってが殆どですがギターライフはエンジョイできています。
オリジナル(ヴィンテージと言う意味で)その物を購入できるのならそれがいいのですが、復刻orコピーモデルなら国産モデルが安くで手に入ると言う事で現在こんな感じに手元に揃っている訳です。
「いつかはオリジナルを...」と思っていた時期がありましたが、まさか今日までずっと同じ気持ちでいるとは悲しいお話しです(汗
と言う事で?!長々と浅い部分のみでお話しが続いてしまいましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました!
以上です。
YAMAHA APX -NYLON STRINGS MODEL-
本当に久しぶりのブログ更新になってしまいました。
さて今回はサクッとした紹介にはなりますが、所有するYAMAHA APX-10N(エレガット)を紹介したいと思います。
正直なところ、、、単に所有してるだけでエレガットは詳しくはありません(汗
ないので画像を添えながら書ける事を少しだけでもと言う感じであります。
それではスタートです!
この個体はYAMAHA APX-10Nと言うモデルで販売された旧型のエレガットです。因みに1992年製です。
購入したきっかけはB‘zの松本孝弘氏が90年代前半に使用してたのが理由なのですが、それに付け加え私自身が初めて弦楽器を手にしたのがクラシックギターと言う事でナイロン弦の音色が好きな事もあります。
このYAMAHAのエレガットシリーズはご存知の通りエレキギター使いの人達が持ち替えた時に極力違和感なく弾ける様にと全体的にトラディショナルなクラシックギターと比べて薄型設計なのが魅力でもあります。
なのでネック厚やナット幅なども薄く、そして狭く設計されてるので非常に弾きやすいのが特徴です。
その事から弦間も反映されて来るので通常のガットギターによるフィンガーピッキング時に比べると若干の卑屈さはありますが、エレキギターからの持ち替えだと十分な程?むしろ非常に弾きやすい感覚であります。
またカッタウェイ仕様なのでハイポジションもアクセスし易くフレット数も確保された独特な指板デザインにもなってます。
この辺は現代的なエレガットなのでトラディショナルなデザインからは異なりますが、プレイアビリティは十分な設計が非常に有難いです。
サウンドホールは楕円形にデザインされ、個人的に「あぁ、ヤマハだね〜」と感じるポイントでもあります。
因みに9V電池はこのサウンドホールから覗くプリアンプと一体型になった樹脂製バッテリーBOXに収納する形になってます。
他のモデルですと外付けされてますが、APX-10Nは外観に極力後付けされたパーツ類が目に届かない様な感じなのでしょうか?
続いてブリッジは通常のガットギターの様な長方形で平たく角張ったデザインではなく、YAMAHAらしい楕円形を引き伸ばし立体感ある丸み帯びたデザインになってます。
今では幾らでもデザインされたモデルはありますが、このYAMAHAエレガット?特にAPXシリーズのブリッジデザインは好きです。
クリアコートされた艶のある箇所もトータル的に家具っぽい感じで雰囲気はいいです。
そしてバックです。ネックジョイントはハイポジションにアクセスし易い感じで幅広く丸み帯びてます。
通常のガットギターだと突起の様な細く張り出したデザインですが、エレガットなので形状が異なります。
またボディ外周に巻かれた白いバインディングも好きで、レスポールでいうカスタム風なエレガントさもあります。
因みにアーチドバックになってるので裏側はレスポールっぽく端はフラット、中央に向かうにつれトップが膨らむ感じにデザインされクオリティを感じます。
何故にこんな設計されたのかは分かりませんが、、、エンクロージャーとなるボディが薄型設計の為の容量確保を兼ね備えてのデザインでしょうか?そんな風にも思います。
続いてプリアンプです。
APX-10Nはヴォリューム/トレブル/ベースの3つ、それとネック側の側面にミックスするプッシュロック付きノブが独立してあります。
他に“ステレオサウンド”時の振り分け設定に使用するスイッチレバー、あとバッテリーチェッカーです。
残念ながらこのモデルにはチューナーはなく、本当に必要最低限の機能のみをボディ外周に残してる感じです。
で、先程書いたステレオサウンドに切り替えた時の例でしょうか?カタログにはこんな説明もされてます。
ピックアップはネック側(サウンドホール内)に1つ、そしてブリッジ下にピエゾピックアップが1つづつ搭載されてますが、ミックスダイヤルはそれらの配分、音色の振り分けに使用する様です。
それに付け加えステレオサウンドをレバーで切り替えて123弦/456弦、又は135弦/246弦とちょっと変わった設定が可能の様です。
もちろんその際には2個のスピーカーが必要で、左右に振り分ける為にジャックもストラップピン一体型が、もう1つは側面下斜め方向に設置されてます。
この当時のYAMAHAのサウンドテクノロジーとでも言いましょうか?非常に面白い設計だと思います。このステレオサウンド設計はこのAPX-10Nのみの特別な物ではないので他のモデルにも採用されてます。
と言う感じで見たまんまの事をただただ書いただけの内容となりました(汗)
YAMAHA、そして松本孝弘氏に関連すると言う事でエレガットであるAPX-10Nを紹介しましたが、個人的にデザインやカラーリングを含めてサウンドも気に入ってます。
全体的に薄型設計のエレガットなので生音はボディの容量からスポイルされた箇所が感じ取れる音色になりますが、本品はエレガットですのでアンプに繋ぐ事で解決できます。
と、サクッとの説明が長くなってしまいましたのでこの辺で終わりたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
YAMAHA MG-Standard(RSB)
1992...93年頃〜1996年辺りに“MG REGULAR MODEL”としてラインナップに加わったMG-Standrd(レッドブラックサンバースト)です。現在は販売終了してますが、当時の価格は¥75,000でした。
このMG-STD(RSB)はアーティストモデルではなく、YAMAHAが提案するMGシリーズになります。
そんなMG-STD(RSB)ですが購入に踏み切った理由が幾つかあります。
1つはB‘zの松本孝弘氏のモデルで、市販こそされてませんが似た“カラーリング”のエレキギターある事、そして2つ目は単純にYAMAHAが考える【MGシリーズ】の“MG-STD(RSB)”に気に入ったスペックが盛り込まれいる事が上げられます。
この2つ目の理由はこの後に順を追って紹介して行くので画像と共に読んで貰えたらなと思います!
因みに↑画像(右から3番目)の『MG-ⅡM』と言う同色のRSBカラーのモデルがラインナップにありますが、マッチングヘッド&メイプル指板の26フレット/S-S-S配列のP.U./そしてブリッジは“Vintage-Pro”など…、今回紹介するモデルと異なる仕様になっています。
と言う事で....前振りが長くなってしまいましたが、今回は急遽?番外編としてMG-STD(RSB)の紹介をしたいと思います。宜しくお願いします!
【BODY】
MGシリーズのレギュラーモデルもMG-Mシリーズと同様に2〜3ピースでバスウッド材が使用されています。
カラーは“レッドブラックサンバースト”と言われ、カタログ表記では“RBS”と略されてます。
このバーストカラーはメタリックレッドをベースに塗装され、ボディ外周に黒をボカシて吹かれてます。
赤色は濃い目で、角度によってはバーガンディのような少し暗めで落ち着いた色味にも見える角度もあります。
【HADE】
MGシリーズと言えば?!と言うくらいトレードにもなっているアイスホッケースティック型のヘッドです。
スリムでありながらもオリジナリティあるデザイン、YAMAHAクオリティを感じれるデカール(ロゴ)もコーディネートされ雰囲気は常に80年代後半〜90年代って感じではないでしょうか(ニコ
因みに冒頭の方でも書いた同色のMG-ⅡMとは異なり、マッチングヘッド(ボディと同じカラー塗装)ではありません。
【LOCK NUT】
続いてナットですがMG-STDはロック式です。
このロックナットは押さえとなるプレートがMG-Mシリーズとは形状が異なり、少しエッジの効いた形で作られています。
詳しく分かる画像を用意すれば良かったのですが....そこまでできませんでした。
申し訳ないです。
【FINGR-BORD/NECK】
MG-STDはネックはメイプルですがローズ指板が採用されたモデルです。
指板Rは350、ロングスケールでMGシリーズには珍しい22f仕様になります。又、ポジションマークは黒ではなくパール状になってます。
当方がMGシリーズの中でスペック的に惹かれたのがこの“ローズ指板&22f仕様”な部分だったりします!MGシリーズは基本的に26f仕様と言う変わったモデルで、ローズ指板の22fはこのMG-STDだけではないかと思います。
もし他にもありましたらコメントにて教えて下さい(ニコ
【JOINT】
ネックとボディを連結するジョイント部分は “SUPER PLAYABILITY JOINT” と言って、YAMAHAが拘った構造として1段落とし込んだ設計になってます。この事でハイポジションも楽々と行き来できるのでストレスフリーです。
そして4点式ボルトON留ですが、分厚いプレートをボディ側に深いザグリを設けてハメ込んだ形でネジを固定してます。
【BRIDGE/WHEEMY BAR】
YAMAHAのMGシリーズには基本的に3種類のブリッジがありますが、このMG-STDには“TRS-PRO”と言うモデルが搭載されてます。
今まで紹介して来たMG-MシリーズではRM-PROⅡ(ロッキンマジックプロⅡ)を紹介し続けて来たのである意味新鮮です。
で、このTRS-PROはRM-PROⅡと全く違うロック式トレモロで、機能的にはシンプルで部品点数も少なくなっています。
そんなTRS-PROはTAKEUCHI製と思われますが、弦の固定は裏通し式では無く定番のロックインサートをストリングロックスクリューで締め付けて固定するタイプです。
又、アームもねじ込み式かつ、角度も緩やかでストラトキャスターのような使用感かなと当方は感じました。更にアーム高もサステインブロック側から真鍮製のネジで調整を可能にしてます。
【etc...】
ここで余談ですが、複数の↑画像を見て頂くと分かると思いますが、MG-STDはTRS-PRO搭載モデルなので収めるザグリ(リセンス加工)も浅く、スポンジが敷かれています。
他にTRS-PROをバラした画像もありますがYAMAHAとは刻印されてるものの、サスティーンブロックには“TAKEUCHI”と彫られダブルネームになってます。
が、TRS-PROを支えるスタッドボルト(画像なし)ですが、これは普通にYAMAHA製でした。一応?TAKEUCHI製のも持ってるので比べましたが違う物でした。
【PICK-UPS】
ピックアップはS-S-Hの配列です。
F:“FOCUS”-SS1(Alnico V)
S:“FOCUS”-SS1(Alnico V)
R:“FOCUS”-SH1T(Ceramic)
このS-S-Hの組み合わせはMG-Mシリーズ(松本孝弘モデル)ではラインナップには無く、ローズ指板と合わせてストラトキャスターの様なシングルP.U.なサウンドでも遊べます。
そしてセンター/リアP.U.はMG-MやMG-MⅡと同じなのでベースとなる出音は同じはずなのですが、やはりローズ指板やTONE回路があるのでサウンドの形は変わって来ます。
完全に主観ですが少し出音的に丸くウォームな感じでもあり、ハムバッカーも粒立ちは粗くオーバードライブ・サウンドでリードプレイを弾くと心地よい感じで似合ってるのでは...と当方は感じます。
又、余談となりますが?TONE回路があるので初めから高音域が削られてる印象ですが、ある意味無駄なトレブリー差を削った様にも感じつつ更にTONEで絞る事で中音域が立ち上がりマイルドな出音で楽しむのにもいいと感じます。
【SELECTOR SW/】
このスイッチもピックアップと関連する所なので紹介しますが、切り替えは5wayで単体と前後センターミックスが可能になったバイサウンドシステムです。
そしてMG-STDを選ぶ理由にもなってるのが“マスターTone”です。MG-Mシリーズでは1ヴォリューム仕様でしたが、MGシリーズにはマスターToneが付きます。
ピックアップと合わせてToneでもサウンドメイクが出来るの個人的に気に入ってます。
【JACK】
ジャックもまたMGシリーズでは定番の埋め込みタイプです。
やはり流線形で薄くモダンなボディにシンプルに収めるのはこのジャックなのかな?と思います。
特にこれと言った変わった事はないですが、MGシリーズらしいかなと載せて見ました。
では最後になりますが、当方のMG-STDを選んだ“まとめ”として今回は書かせて頂きます。
MG-Mシリーズ(松本孝弘モデル)は大好きですが、やはりサウンドのバリエーションとしてスペックが異なるMG系が欲しかった事にあります。
ローズ指板/22f/フロントP.U がシングル/Tone付き、この4つのスペックが“流線形のボディ”を持つMG系ではMG-STDしか無かった事です。
確かによく見る定番なスペックですが、それがMGボディで叶うのでMG-STDは本当にスタンダードだなと感じます。
ただ面白いのがMG系の販売をスタートした時点ではラインナップに無かった事です。もしかしたら“ありがちなパターン”は避けてオリジナリティある機種で売り出したかったのかな?と当方は思いました。
ですが結局定番なスペックとしてMG-STDがのちに誕生した....と言う事です。
そんな感じでMG-Standardの紹介をして見ました。
MG-Mシリーズ(松本孝弘モデル)とは異なるMGレギュラーモデルからの1本でしたが、MG系も沢山の種類とカラーリングがあるので好みの仕様を見つけるのも楽しいかと思います。
そんな当方も憧れを抜きにMG系から1本選ぶならと言う事でMG-STDを購入しました。
カスタムベースとして選ぶも良し、そのまま純正で楽しむも良し、と言う感じでMG系の魅力に皆様もハマってみるのはどうでしょうか?!
最後まで読んで頂きありがとうございます!
YAMAHA MG-M Series
YAMAHA MG-Mシリーズ(松本孝弘モデル)はモデル毎に異なって来ますが、1989年〜2002年と約13年間に渡り販売されたエレキギターです。
1st(MG-M),2nd(MG-MⅡ),3rd(MG-MⅡG),4th(MG-MⅢ & MG-M custom)の計5種類が存在します。
ここでご紹介させて頂いてるのはその内の4機種で、比較的リーズナブルな価格帯で購入できる(た)“松本孝弘モデル”になります。
このMG-Mシリーズ、既にご存知かと思われますが【YAMAHA -MG Series-】をベースにシグネチャーとする場合に限り、MG-とその語尾にそのギタリストの頭文字が付けられます。なので“MG-Matsumoto”となるわけです!
もうこの辺のお話しはMG-Mシリーズが大好きな皆様の方が詳しいかと思われますが、これから手にする方達や詳しくは知らないよ〜と言う方達に向けて書かせて貰ってます。
そんな松本孝弘モデルのエレキギターですが、皆さんはどうですかね?1番にお気に入りなモデルとかあるでしょうか?!
やはりB‘zのギタリストでもある松本孝弘さんのモデルですから全部好きって方も大勢いますよね(ニコ
思い入れのある楽曲....そしてTVやLIVE映像と言った見た目からのインパクトでも選ばれる対象になったりしますよね?!
そのMG-Mシリーズですが、当時の楽曲やプレイスタイルに合わせてボディフィニッシュ(カラー)と共に機能面も踏まえてマイナーチェンジして行きます。
なので市販された松本孝弘モデルでも似てるようで細かい部分ですが、少しずつ異なるスペックを持っているわけです。
その辺は過去に投稿した記事、又は他でも語られてる事なので詳しくはそちらを参考にして頂けたらなと思います♪
そう考えると松本孝弘さんのファンに向けたモデルギターは1モデルづつ楽しめる要素があると当方は思います。
ギターを弾く方達によってはプレイアビリティも関係して来ますし、サウンドや機能面も少しずつ違って来ますから“選ぶ”のも重要に感じます。
又、見た目でもあるカラーリングは松本孝弘さんのイメージや楽曲での雰囲気までも変わるので所有力やモチベーションにも繋がるのかなと?そんな風にも思います。
と言う感じで、特にこれと言った内容はないのですが....YAMAHA MG-M Seriesは眺めてるだけでも非常に楽しいものです♪
確かに今となっては“過去のモデルギター”になるのかも知れませんが、多くの方達が今も現役でMG-Mシリーズを所有し演奏などで楽しんでいます。
それもただ格好良いとかコンパクトで弾きやすい“だけ”では無いと思うんですね?!
やっぱりB‘zの楽曲ですとか、松本孝弘さんのプレイスタイルや佇まいだとか、憧れや1人1人が持つ想いなどが手に取る理由の1つになってるのではないでしょうか?
そんな当方も最終的にスペックやクオリティよりもシンプルにそこが大きく影響して所有してると思います♪
大切にして来た想い....
気づけば楽曲と共に成長して行った気がします
憧れはいつだって“ここ”にあって、まるで時が止まってしまったかのように....
それがとても心地よい“居場所”のような気がして....
憧れや大切な想いは過去の物にして欲しくない
いつだって“今”であって欲しい
さぁ、迎えに行こう!
MG-Mは貴方に弾いて貰える日を待ってるはずです
今、この瞬間から始じまるんです
誰かじゃない、自分自身で....
最後まで読ん頂きありがとうございます。
YAMAHA MG-M(BSB)
市販された松本孝弘モデルの記念すべき第1作目の“MG-M”が販売されたのは、1989〜1991年であり僅か3年間と言う短い期間でした。ちなみに当時の定価は¥65,000です。
余談になりますが3年間の販売は最終モデルのMG-MⅢ(ZF)も同じで、球数が少ないのも頷けます。
そんなMG-M(BSB)を当方が今回紹介できる事をとても嬉しく思っています。
この場ではギター紹介の為に多くは語れませんが、初の松本孝弘モデルを購入する際に最も悩まされたエレキギターでもあります。
当方が手にしたいなと思った時には既にMG-MⅡGの販売が開始された頃だったので....どちらのモデルが多くの楽曲に対応できるのか、そして最も松本孝弘になれる気分を味わえるのは?などなど夢とワクワクを貰ったモデルでもあるのです。
...そんな感じで前置きが長くなりましたが、久しぶりに多くの画像を添えて色々と見ながら書き進めたいと思います。宜しくお願いします!
【BODY】
MG-Mのボディは2〜3ピースを張り合わせた構造でバスウッド材を使用してます。
カラーはブルーサンバーストで、中央はライトブルーからボディサイドに向かって色濃くボカシが入っています。
この辺はMG-MⅡと同じですが、実は色濃く乗ったブルーの色味が今回のMG-Mでは暗めで、紺色に寄った深い青味があります。
個体差や色褪せ等も考えられますが、当方はパッと見て気が付きました。
【HAED】
MGシリーズを象徴するこのアイスホッケースティックなデザインはもうおなじみですね?!
幾つかのMG-Mシリーズの紹介でも同じ事を書いてますが、やはりヘッド形状とYAMAHAロゴ、その後に続く細かな文字....それらが独特な雰囲気を生んでます。
又、ペグはGOTOH製ですが、指で回すボタンが他のMG-Mシリーズと異なり少し厚みがあります。
【NUT】
1stモデルのMG-Mは後に搭載されるRM-ProⅡ(ロック式トレモロ)ではないので、アーム無しでよく見る普通のナットを使用してます。
市販されたMG-Mシリーズでは唯一の仕様であり、スタンダード感溢れる見た目が逆にそそります。
【FINGR-BORD/NECK】
メイプル材を使用した指板,ネック,ヘッドは3ピース構造で形成されてます。
指板Rは350でサテンフィニッシュでマッド仕上げかつサラサラ質感でスムーズな移動が可能です。
そしてネックはやや薄めで、幅も広くはないのでコンパクトさを感じる握り心地、そしてロックスタイルで握り込む際にストレスなく親指を6弦に掛けやすい印象です。
ちなみに628mmのロングスケールです。
【JOINT】
ネックとボディを連結するジョイント部分は “SUPER PLAYABILITY JOINT” と言って、YAMAHAが拘った構造として1段落とし込んだ設計になってます。この事でハイポジションも楽々と行き来できるのでストレスフリーです。
そして4点式ボルトON留ですが、分厚いプレートをボディ側に深いザグリを設けてハメ込んだ形でネジを固定してます。
【BRIDGE】
1stモデルのMG-M(BSB)のブリッジは“Flat Adjustable”と言ってボディに直接ボルトONされたノン・トレモロ仕様です。
その事からRM-ProⅡ搭載のMG-MⅡやMG-MⅡGとは異なり弦振動や鳴りに違いを生みます。
固定ブリッジ、ナット、そしてザグリの無いボディの質量、他にボディの厚みを通しての弦の長さ....これらの少しの違いが複数組み合わさった出音はMG-Mオリジナルのサウンドを作り上げてると当方は感じました。
【PICK-UPS】
MG-MのピックはH-S-Hの配列です。
F:“FOCUS”-SH1T(Ceramic)
S:“FOCUS”-SS1(Alnico V)
R:“FOCUS”-SH1T(Ceramic)
となってます。サウンドの思考はセラミックだからと言って高出力と言うわけでもなく、割とタイトで粗さ(ザラ付き)を控えた印象です。
このピックアップは後のMG-MⅡ(BSB)と同じ物なのですが、ブリッジやナットの仕様の違いから出音が正直異なる印象を受けました。
又、バイサウンドとしてセンターミックス使いは、トレブリーに振られつつ音抜けも良く、それっぽい雰囲気を与えてくれます。
そして余談ですが、MG-MとMG-MⅡのセンターピックアップを収めるザグリのデザインが実は異なります。個人的にここも魅力に思います。
【CONTROLS/SELECTOR SW】
ピックアップがH-S-Hなので5ウェイセレクターになります。
この5ウェイセレクターはセンターとのハーフトーンにした時に前後のハムバッカーは自動でシングルに変更され、シングル同士のミックスになる構造です。
そのセレクターはヴォリュームノブの後方で切り替えが非常に遠いのですが、松本孝弘 氏 本人はレコーディング時にしか頻繁に切り替えない、ハードなアクションで不用意に当たらない箇所にと言う事を想定してこの位置に決まったと言われています。
又、1ヴォリュームの理由も当時は機材でトーンコントロールしてたスタイルだった為に、ギター側ではシンプルな操作にしたかったとも言われてます。
【JACK】
MG-Mのジャックはボディ後方の側面、斜め下側に埋め込まれる様に取り付いてます。
MG-Mシリーズではこのシンプルで小デザインなジャックが主張し過ぎない事で、洗練されたボディデザインとマッチしてる様に思います。
とは言え、個人的に唯一の問題とするのは...シールドを差し込む際に目標とする物がなく探してしまう事くらいでしょうか?!
【STRAP PIN】
ストラップピンは末広がりで全長が非常に低いタイプが取り付けられてます。
社外パーツなどに交換する際には問題ないのですが、純正を使用する場合はストラップの厚みが比較的薄いタイプが良い気がします。
このストラップピンの全長の低さは、汎用性のある樹脂製ロックアイテムなどの装着の際にも完全にロックできないほど余裕がありません。
【おわりに】
1stモデルのMG-M(BSB)から始まり、RM-ProⅡを搭載した2ndモデルのMG-MⅡ(BSB)、3rdモデルのMG-MⅡG(NL)、そして最終であり4rhモデルのMG-MⅢ(ZF)....
松本孝弘モデルのギター名を文字で並べるだけで不思議と興奮を覚えます。
そしてその中でもやっぱり今回の1stモデルでもあるMG-Mは市販品専用の仕様とは言え、ここから松本孝弘モデルがスタートしたわけですから改めて感動が呼び覚まされます。
その一方でYAMAHA MG-Mシリーズの中では機能面の問題なのか...それとも出回る数の問題なのか?他のモデルに比べて人気が薄い印象を受けますが、個人的にシンプルで非常に魅力あるエレキギターと感じます。
そんな完成形MG-Mシリーズの原点である1stモデル、所有するギター画像と当時のMG-Mが紹介されたカタログ等を記念に載せて書かせて頂きました。
とても長い内容になってしまいましたが、最後まで読んで頂きありがとうございます!
Photo
8月になり、とても暑い夏がやって来ましたね?!皆様はどうお過ごしでしょうか?
当方は画像のMG-Mシリーズ達、そして同じくお気に入りのエレキギター達と一緒に毎日楽しく過ごしております。
最近は投稿頻度も下がり、内容も薄い物ばかりになってしまっていますが....それについては本当に申し訳ないです。
今回は『はてなブログ』の為ではなく、ちょっと別撮りした画像を集めて見ました。中には紹介されてないギター達も含んでます。
どれも毎度のiPhone8のカメラ機能なのでアレですが....やはり肉眼で見るよりも画面越しに見たい箇所をフォーカスして鑑賞するのも楽しかったりします。
....と言うだけの投稿です(汗
だいぶ雑な内容?独り言になってしまいましたが、最後まで読んで頂き有難うございます!
このBlogを楽しみにして下さる皆様、そして応援して下さる皆様、本当に有難う御座います。とても嬉しく感謝しております!
YAMAHA MG-MⅢ ZEBRA FINISH
YAMAHAから販売された松本孝弘モデルの最終モデルでもあるMG-MⅢ(ZF)....
それまでとは異なるサイドエッジを施したMGボディを飾るのは、ロックイズムをこれでもかと叩き込んだ様な総柄ゼブラフィニッシュ。
どこか荒々しく、そして力強い印象を持つ事で、ロック魂のメーターの針を振り切るあのLIVE RIPPER映像を呼び覚ます....そんなモデルに感じるのは当方だけでしょうか?
ちなみにゼブラフィニッシュと言うだけあってカラー的には白×黒ですが、実際には白に淡いグリーンを感じ、真新しい白ではなく落ち着いた白に見えます。
ダンサブルでポップスな楽曲から始まり、そしてロックへとシフトして行く様は松本孝弘モデルのエレキギターを見て行くだけで良く分かります。
柄物のエレキギターは売れ難いと言われた当時らしいですが、松本孝弘氏を印象付けるモデルになったのは事実ですし、同時にファン達の間ではロック色の強いゼブラフィニッシュが憧れになった方も多いのではないでしょうか?
音楽と共に生き....そしてロックを愛す....そんな松本孝弘氏がファンへのプレゼントとして販売されて来たMG-Mシリーズと言うモデルギター。これからも大事に使用して行きたいです。
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。