YAMAHA APX -NYLON STRINGS MODEL-
本当に久しぶりのブログ更新になってしまいました。
さて今回はサクッとした紹介にはなりますが、所有するYAMAHA APX-10N(エレガット)を紹介したいと思います。
正直なところ、、、単に所有してるだけでエレガットは詳しくはありません(汗
ないので画像を添えながら書ける事を少しだけでもと言う感じであります。
それではスタートです!
この個体はYAMAHA APX-10Nと言うモデルで販売された旧型のエレガットです。因みに1992年製です。
購入したきっかけはB‘zの松本孝弘氏が90年代前半に使用してたのが理由なのですが、それに付け加え私自身が初めて弦楽器を手にしたのがクラシックギターと言う事でナイロン弦の音色が好きな事もあります。
このYAMAHAのエレガットシリーズはご存知の通りエレキギター使いの人達が持ち替えた時に極力違和感なく弾ける様にと全体的にトラディショナルなクラシックギターと比べて薄型設計なのが魅力でもあります。
なのでネック厚やナット幅なども薄く、そして狭く設計されてるので非常に弾きやすいのが特徴です。
その事から弦間も反映されて来るので通常のガットギターによるフィンガーピッキング時に比べると若干の卑屈さはありますが、エレキギターからの持ち替えだと十分な程?むしろ非常に弾きやすい感覚であります。
またカッタウェイ仕様なのでハイポジションもアクセスし易くフレット数も確保された独特な指板デザインにもなってます。
この辺は現代的なエレガットなのでトラディショナルなデザインからは異なりますが、プレイアビリティは十分な設計が非常に有難いです。
サウンドホールは楕円形にデザインされ、個人的に「あぁ、ヤマハだね〜」と感じるポイントでもあります。
因みに9V電池はこのサウンドホールから覗くプリアンプと一体型になった樹脂製バッテリーBOXに収納する形になってます。
他のモデルですと外付けされてますが、APX-10Nは外観に極力後付けされたパーツ類が目に届かない様な感じなのでしょうか?
続いてブリッジは通常のガットギターの様な長方形で平たく角張ったデザインではなく、YAMAHAらしい楕円形を引き伸ばし立体感ある丸み帯びたデザインになってます。
今では幾らでもデザインされたモデルはありますが、このYAMAHAエレガット?特にAPXシリーズのブリッジデザインは好きです。
クリアコートされた艶のある箇所もトータル的に家具っぽい感じで雰囲気はいいです。
そしてバックです。ネックジョイントはハイポジションにアクセスし易い感じで幅広く丸み帯びてます。
通常のガットギターだと突起の様な細く張り出したデザインですが、エレガットなので形状が異なります。
またボディ外周に巻かれた白いバインディングも好きで、レスポールでいうカスタム風なエレガントさもあります。
因みにアーチドバックになってるので裏側はレスポールっぽく端はフラット、中央に向かうにつれトップが膨らむ感じにデザインされクオリティを感じます。
何故にこんな設計されたのかは分かりませんが、、、エンクロージャーとなるボディが薄型設計の為の容量確保を兼ね備えてのデザインでしょうか?そんな風にも思います。
続いてプリアンプです。
APX-10Nはヴォリューム/トレブル/ベースの3つ、それとネック側の側面にミックスするプッシュロック付きノブが独立してあります。
他に“ステレオサウンド”時の振り分け設定に使用するスイッチレバー、あとバッテリーチェッカーです。
残念ながらこのモデルにはチューナーはなく、本当に必要最低限の機能のみをボディ外周に残してる感じです。
で、先程書いたステレオサウンドに切り替えた時の例でしょうか?カタログにはこんな説明もされてます。
ピックアップはネック側(サウンドホール内)に1つ、そしてブリッジ下にピエゾピックアップが1つづつ搭載されてますが、ミックスダイヤルはそれらの配分、音色の振り分けに使用する様です。
それに付け加えステレオサウンドをレバーで切り替えて123弦/456弦、又は135弦/246弦とちょっと変わった設定が可能の様です。
もちろんその際には2個のスピーカーが必要で、左右に振り分ける為にジャックもストラップピン一体型が、もう1つは側面下斜め方向に設置されてます。
この当時のYAMAHAのサウンドテクノロジーとでも言いましょうか?非常に面白い設計だと思います。このステレオサウンド設計はこのAPX-10Nのみの特別な物ではないので他のモデルにも採用されてます。
と言う感じで見たまんまの事をただただ書いただけの内容となりました(汗)
YAMAHA、そして松本孝弘氏に関連すると言う事でエレガットであるAPX-10Nを紹介しましたが、個人的にデザインやカラーリングを含めてサウンドも気に入ってます。
全体的に薄型設計のエレガットなので生音はボディの容量からスポイルされた箇所が感じ取れる音色になりますが、本品はエレガットですのでアンプに繋ぐ事で解決できます。
と、サクッとの説明が長くなってしまいましたのでこの辺で終わりたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました!