Epiphone Elitist LES PAUL '57
気が付けばまたまた1ヶ月経っての更新になってしまいましたね....。書く事のモチベーションを保つ為にももう少し早いスパンで記録して行きた感じもします(汗
...さて、ここではYAMAHAのMG-M series(松本孝弘モデル)をメインに書いて来ましたが?!ここに来て番外編として所有するレスポールを載せることにしました。
やはり松本孝弘氏と言えばMG-Mシリーズの他にレスポールの印象も強くあります。その中でも当方はゴールドトップがとても好きでずっと憧れていました。
ただ所有するレスポールはTak Matsumotoモデルというわけでもなく、Gibson社の物でも有りません......ですがレスポールに限って言えばシェイプやカラーが好きな事からメーカーにはあまり拘りを見せなかったようです。
やはり憧れのレスポールな雰囲気を、、、それっぽさを単純に求めていたので松本孝弘 氏に憧れてるものの、本人仕様(見た目)に近付ける事なくゴールドトップと言うカラーリングのみの共通点だけで選んでおります(汗
そんな所有するレスポールはEpihone社の物で、レギュラーラインとは異なるElitist(エリーティスト)シリーズとなるモデルになります。
Elitistは本国アメリカでの販売ネームで、2000年始めには日本国内専用の販売ネームとしてElite(エリート)と区別され通常販売されてまたが、後に統一化を目的に全てがElitistになったようです。
なので販売ネーム統一後のElitistのディティールは本国仕様でもあり、その際に販売システムも完全受注生産に切り替わったものの、結局はElitist “レスポールシリーズ” は2008年を最後に販売終了してしまったようです。
そんな所有のEpihoneレスポールになりますが、この機会に少しディティールとスペック等を載せてみようかと思います。
【BODY】
先ずボディバッグは2pcアフリカンマホガニーで木材もそれなりに高品質な物を使用してる為にEpihoneながら杢目もハッキリ見えます。
又トップ材は2pc(ブックマッチ)のメイプル材が使用されてます。
因みにトップカラーは“メタリック・アンティークゴールド”で、バックカラーは“チェリー色”のElitistシリーズ専用のカラーコンビネーションのようです。
【HADE】
続いてヘッドになりますが、日本国内向けのEliteネームでの販売ではギブソンヘッドが採用されてましたが、所有の個体はElitistなので本国アメリカと同じオリジナルデザインをそのまま採用されてます。
個人的にはElitistという特別仕様なので区別する意味合いでもオリジナルなこのデザインがとても気に入っています。
やはりEpihoneとGibsonはメーカーが違いますし、またレギュラーラインのEpihoneとも違うので区別化としては面白いかなとも思いました。
ただこのヘッド形状....Gretsch社に似てるので、どうせなら完全オリジナルな方がもっと良かったのではないかと個人的には思いました。
そしてヘッド裏(首元)にはElitist専用のプリントが施されています。
Elitistシリーズは全体的に少しエレガントに仕上がっている為、こうしたレトロ風かつゴールド使いで雰囲気を出しているのもお気に入りです。
もちろんサウンドには全く関係ない箇所ですが、見て楽しめる部分も拘ってるので嬉しい限りです。
【FINGR-BORD/NECK】
そしてフィンガーボードはローズウッドでネックも1pcマホガニーです。
フィンガーボードのローズウッドは目が比較的 詰まっており非常に滑らかです。ネック厚は薄くもなく厚くもなく、レスポールとしては中間的な厚みで凄く握りやすい為にプレイアビリティはいいので気に入っています。
因みにフレットは若干幅が広いものの、高さは少し低めと言った仕様になってました。
【PICK-UPS】
次にピックアップです。先ずはフロント画像からですが、ElitistシリーズはUSA製の50SRが搭載されてます。
又、ピックアップを収めるザグリも日本製らしく綺麗に処理されてました。ネックジョイント部分も画像では見れますが、凄く丁寧な作りに感じました。
更にハードメイプル層も厚目に取られてるのもよく分かり、それも相まってか?サウンドはウォーム過ぎず中域で丸みを残しつつ輪郭ある(抜ける)印象です。その事からヴィンテージ感とは違いますがしっかりとレスポールの色気を残した現代的なサウンドかなと思いました。
今度はリアのピックアップですが、USA製の60STが搭載されてます。
サウンドはフロントにも言えますが、凄く中域のコシが強調されつつ低音もタイトで透明度があります。なのでコードも単音も張り(エッジを感じる煌びやかさ)がありつつスッキリなクリーンサウンドに聞こえます。もちろんオーバードライブ以上でもパワフル過ぎずブーミーに成り難い感じで、本来の音が埋もれる事なく前に出てる印象に思いました。
又 個人的にフロント&リア共に好みのサウンドを奏でてくれる事から、ミックスした際も若干枯れつつマイルドでムーディーな雰囲気がそのまま表に出て来てくれるので、Elitist専用の純正ピックアップながらバランス感と音色が非常に好みでした。
ちなみに現在はポールピースはフラットに合わせて、高さ調整(前後とも低め)で使用してます。
【BRIDGE】
続いてブリッジですが、Epihone(日本製)という事もありGibson社とは異なるパーツが付いてます。
ブリッジ裏には○印の中に“G” 文字から始まり、後に『GR-EG』と表されてる物です。又スタッドもアンカーなしでボディ直でネジ込まれています。
テールピースは特に刻印もなく廉価版に使われる物だと思います。このスタッドもボディからはアンカー枠が見られず中に埋まってるのかと思われます。
ちなみに当方はネック仕込み角が多く取られてるモデルな事と?出音とサスティーン、それと弦のテンション感の好みでテールピースは全下げせずに使用してます。
【SELCTOR SW/CONTROLS】
最後はヴォリュームノブとセレクタースイッチです。
個人的にはハットノブが好みですが、コントロールのし易さからデフォルトのスピードノブのままにしてます。
ただこのスピードノブもElitist専用なのか?アンバーでもないのにゴールド色が現行品とは異なって若干濃ゆく、現行のシャンパンゴールドっぽい感じではありません。
そしてトグルスイッチは長いポールの物がデフォルトです。操作性も良く当方はお気に入りです。
【etc...】
記録を兼ねて書いてるのでその他として現在の状態を載せるとすれば、樹脂製パーツは劣化で破損した物もあり好みの物に変更してます。
本当はYAMAHA MG-Mシリーズ同様にオリジナルのままで使用したい派でもありますが、壊れていては可愛そうなので....Gibson製パーツを含めて汎用性のあるパーツ類に入れ替えてます。
ノブ/スイッチプレート/ジャックプレート/エスカッション×2/ストラップピン×2/ピックガードステー、それと合わせて全ポット&トグルスイッチ&ジャックなどを交換してますが、配線やコンデンサとピックアップ等は純正のままです(音に反映する部品は良くも悪くも無闇に変更しないスタイルです)。
やはり樹脂製パーツはクラックが入ったり文字が消えたりしますし、出荷時のポットやスイッチ類にはノイズや動きに渋みが発生するので交換は仕方がないのかも知れません....
そんな感じで所有するEpihone社のレスポールを紹介してみました。
個人的にこのElitistレスポールシリーズの外観は'57ヴィンテージのディティールをEpihoneで再現!ではなく、カラーリングとサウンドからエレガントでノスタルジック風味を狙った現代風レスポールなイメージと勝手に読み取った感じです。
日本製なので組み上げ等の品質も確保されつつ、そのままレスポールの雰囲気も味わえるのでネームバリューに拘らない当方としてはとてもベストな選択だったのかなと今でも思います。
レスポールはレスポール(Gibson社)でしかない・・・と、きっとハードコアなレスポールファンからは言われてしまいそうですが、やはりMG-Mシリーズと同様にEpihoneの所有する “このエレキギターが好き” なのでとても気に入ってるので現在も大事にしてます。
特に当方はモノマネ的なエレキギター選びの思考なので雰囲気があれば十分で、サウンド面やプレイアビリティが良ければ文句はないのでしょう。
と言う事で、所有するEpihone Elitist LES PAUL '57 Gold Topの紹介を終わります。最後まで読んで頂きありがとうございます!