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YAMAHA MG-M series

現在もYAMAHA MG-M(松本孝弘)シリーズが大好きと言う皆様に向けて書いたちょっとした“読み物”です。現在存在するMG-Mシリーズを皆様と一緒に遠くの未来まで連れて行きたい想いを込めて書かせて頂いてます。又、正解や参考にと書いた物では有りませんので、いいなと感じれた部分だけ自由に抜き取って貰えたらなと思います。

YAMAHA MG-M SERIES ~Pick-up~

f:id:mg-m2:20200408125840j:image今回も“完全に主観”にはなってしますが、改めてMG-Mシリーズのピックアップ(マイク)の特性にフォーカスして話しを進めて行こうかなと思います。

ちなみにMG-MシリーズはMG-M(BSB)/MG-MⅡ(BSB)/MG-MⅡG(NL)/MG-M  Ⅲ(ZF)/MG-M Custom(ZF)と市販された松本孝弘モデルは5種類が存在します。所有機はその内の3機しかないので全ての比較はできませんが、その中で正式に“シグネチャーモデル”と呼べるMG-M Custom(ZF)を除けば安価なモデルに搭載された全ピックアップは比較できますので、その範囲で色々と書いて見ようかと思いました。

又、今回のピックアップの特性についてのインプレッションはリアピックアップの“ディストーションサウンド”のみのお話に絞りつつ、何度も書きますが....完全に当方の主観なので参考にでは無く、単なる読み物として見て貰えたらなと思います。

それでは今回も宜しくお願いします!

 

f:id:mg-m2:20200408140219j:image先ずサウンドの特徴に迫る前に改めてMG-Mシリーズに搭載されたピックアップ(リア)の種類を書いて見たいと思います。

❶MG-MⅡ:FOCUS-SH1(セラミック)

❷MG-MⅡG:LIVE-GH1(アルニコ5)

❸MG-MⅢ:LIVE-GH6(アルニコ5)

と言う感じになります。これらはいずれもYAMAHAがオリジナルで開発した物で、市販された松本孝弘モデルに搭載された純正ピックアップになります。

そのピックアップを比較して行きますが、当然エレキギター本体のセッティング(メーカー推奨値)やアンプ、シールドに弦やピックなど全て統一して弾き鳴らしました。

それを踏まえた上で前置きが長くなってしまいましたが、当方の主観で1モデルづつサウンドのインプレッションを書いて行きたいと思います。

 

 


f:id:mg-m2:20200408125855j:image先ずは市販品ではRM-ProⅡを搭載し始めたMG-MⅡ(BSB)から、リアピックアップのディストーションサウンドの特徴について書いて見ます。

MG-MⅡの印象はズバリ高音域に重点を置いたトレブリー気質の中に、中・低音をバランス良く混ぜたサウンドに思います。正に初期の松本孝弘サウンドのイメージにグッと似せて来た雰囲気あるピックアップと感じます。

粒立ちもいいですし、エレクトロニック感が目立ち....透明感?無機質?と言う表現でいいのか....変に癖を持たせてない扱い易さなので、所有する3モデルの中で歪みに対してクリアー感(ヌケ)をダイレクトに感じました。

なので何処か引っ込んでいる音域は感じづらく、エフェクターの乗りも素直に反映し易いモデルにも思います。


f:id:mg-m2:20200408125848j:image続いてピックアップがセラミックからアルニコ5へと変更した、MG-MⅡG(NL)のリアピックアップのディストーションサウンドです。

先ずアルニコ5と言う特性の先入観があるのか?確かに歪みにパワー感がありますが、MG-MⅡとは異なりトレブリー感はなくなり、歪みには若干荒めでポップス&ロック的なTHE・ディストーション的な出音に感じました。

更にどの音域が目立つと言えば、中域かなと思いますが?全体的に整った感じかつ、ヌケは若干控えられた印象を持ちます。その代わり低音がズッシリしてるのでサウンドに厚みを感じます。

そう言った事からトータル的にパワフル感が伝わりやすいく、ロックな表情をチラつかせてるモデルかなと思いました。


f:id:mg-m2:20200408125834j:image最後は歴代のMG-Mシリーズとは作りが異なる、MG-MⅢのリアピックアップのディストーションサウンドです。

MG-MⅡGのアルニコ5と同じではありますが、LIVE-GH6と名からしてパワー面でアップグレードされて来たかの様な雰囲気があります。更に巷では?1番に歪んで扱い難いイメージを先行せてるのを目にしますが、改めて弾き比べると実は真逆と言う事を当方は感じました。

先ずパワーを感じる部分ですが、それまでのMG-MⅡ/MG-MⅡGと比べて明らかに歪みの粒立ちがきめ細かく綺麗です。非常にスッキリまとまってる印象からパワーを感じるのかも知れません。が、同時に中域が前に出て低音が1番引っ込んでる様に聞こえます。つまりその為か?音圧を感じ難いモデルと当方は思いました。

とは言ってもヌケも良く目の詰まったディストーションサウンドなので、非常にクオリティを感じる出音です。MG-Mシリーズ最終モデルらしいトーンと言いますか、それっぽい(松本孝弘サウンド)雰囲気は健在なので弾く楽しみを加速させるかなと思いました。

 

f:id:mg-m2:20200408132557j:imageとりあえず凄く簡単かつ当方の主観で一通り書いて見ましたが、極論で言えば弾き方&セッティング次第でどうにでもなる!域での違いなのかなと思います。

ただここで1番に書きたかった理由が、似たような姿をしててもしっかりサウンドに変化を付けてるという事です。又、エフェクターやEQも前提で弾く事を考えてもベース(土台)となるスタート地点が異なるので、サウンド作りや弾き方などでたくさん遊べるかなとも思います。

ですがB‘zの松本孝弘氏のファンでYAMAHA純正ピックアップをそのまま活かすオーナーはどれほどいるのか?とも思いますが、純正ピックアップを通して弾いて行く場合には1モデルづつ個性があるのでサウンド面でも選ぶ楽しみがある....そんな風にも思います。

もちろん当方を含めその出音に感じる事や言葉の表現は様々なので、やはり購入には1本1本を弾き比べる事は大事だとは思います。が、お店に行って全て直ぐ弾ける様な時代はとっくに過ぎ去ってるので、そんな今だからこそ何か書ける事はないかと今回こう言った記事を投稿して見ました。

 

....最後になりますが、これからMG-Mシリーズを手にしようと考えてる皆様、お気に入りの1本を持てるといいですね♪又、手にした時は沢山可愛がってあげて下さい(ニコ

それでは最後まで読んで頂きありがとうございます!